どんな板にもホットワクシング? べ~ぶるの試行錯誤
「私の板にもホットワックス必要なの?」
エクストルーテッド(エクストルーデッド)のスノーボードなら、ハッキリ言ってHOTWAXまでしなくていいかも!!?と思ったこともありましたが、新品なら最初の1回はしっかりホットワクシングしておいた方がいいのじゃないか、と考えを改めました。スノーボードは人の手で作ってあるので、ダイカットソールなどはもちろん、ソールとエッジの接合面にもどうしてもわずかな隙間が空いています。そこにワックスを浸み込ませておいた方がいいです。詳しくは BURTON Custom Flying Vのワクシング をご覧ください。
わたくしの場合、エクストルーデッドベースのボードには、ホットワクシングするときとしないとき、どちらもあります(^_^;)。
基本的に染みにくいソール、というか浸み込む場所が少ないソールなのです。
ソールのコンセプトが、「(シンタードに比べて)安価に出来るし、ワックスしてもしなくてもあんまり滑りは変わらないよ~」というものですから、せっかくのコンセプトを活かすために、毎回ホットワックスするということはありません。
しかし、激しい乗り方をされるボードだと、エッジ付近が毛羽立ってきます。その毛羽立ちが滑走の抵抗になるのでケバ取りが必要になります。毛羽が立つのもイヤなので、硬いワックス(ガリウムならグリーン)をエッジから5cm幅だけホットワックスして塗りっぱなし、というのが多いです。
わたくしのやりかた
ホットワクシングですが、ガリウム(GALLIUM)ワックスとZardoz(ザードス)テフロンブレンドを使っています。
ホットワクシングは、ネットで検索すると、諸説紛々、沢山のサイトがあります。
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私がホットワクシングをするようになったきっかけは、GYAOのスノーボードハウツーにジェイソン・ボーグステッド先生による、板の手入れを拝見したことです。
それからしばらくホットワクシングをしていたんですが、せっかく塗ったワックスを剥がす、ということがどうしても理解できず、ネット検索して、沢山のサイトさんにいろいろ教わりました。
なかでも私の尊敬する北陸にお住まいのチューナー先生の考察がとても深く、ワクシング事例にガリウムを使ってらっしゃったので、ガリウムを購入し、シンタードベースのYONEX SMOOTHを購入して、実際にホットワクシングを積み重ねてきました。
当サイトで紹介している 自作ペネトレーションヒーター (サーモボックス・ヒーターボックス)を作ろうと思ったきっかけも、その先生がV-サーモを取り上げられていたページを拝見したことが発端でした。
ペネトレーションヒーターはワックスを溶かした状態で、ボード自体を温めて浸透させますが、YONEXのようなハニカムボードでは接着面積が少ないため、ボードそのものが剥がれる危険性があります。MOSSのボードもサーモボックスは使ってはならないようです。
現在はこのホットボックスはプレヒートのみに使用しています。HOTBOXで60℃まで温めて、ワックスを入れていきます。
ホットワックスは1回に付き1種類なので、高温用から低温用まで4種を3回ずつの計12回入れたあと、再度ブルーを1回入れてから、NOTwax固形タイプ(TEFLON BLEND)を入れます。 スクレープしてロールブラシをかけ、フィニッシュマットで仕上げます。
ヒーターを使ってボードを温めてから、ガリウムグリーンをこすりつけると、柔らかいクレヨンのように塗れるんですよ。プラスチックの塊か、とも思えるくらいのグリーンが、です。
ワクシングの実際は、ガリウムの公式サイトに譲って、ここでは、YONEXへのWAXビフォーアフターをご覧ください。
平成20年のことでした。メインボードのソールに浅い斜め傷がついたので、実はそれ以前から気になっていた波うち状態のソールをリフレッシュしました。
耐水ペーパーの180、240、320、600、800、1000番で水研ぎし、波うち状態解消しました。
写真撮り忘れて、この画像はベース作り第1弾ガリウムのピンクを自作サーモボックスで2回目のワクシングをしたところです。
滑らかになったのが分かりやすいように、ワクシングペーパーを使ってならしたところを撮影しました。
次ページは、ホットワックスの使用分量とワクシング動画 です。
ワックス関連項目
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