ホットワクシング用アイロン べ~ぶるの試行錯誤
アイロンと一口にいっても、衣類のしわを伸ばすアイロンや髪にクセをつけるためのアイロンがありますが、共通するのは熱を加えるための道具ということですね。
ホットワックスするために使うアイロンがワクシングアイロンです。
どうしてアイロンが必要なの?
基本的なことですが、『ホットワックス』は「固形WAXをアイロンで溶かしてソールに染み込ませる方法」のことをいいます。商品の名前でも、お店の陳列棚に「熱いワックス」が並んでいるわけでもありません(^_^;)
アイロンが不要なワクシングとして、固形ワックスを固形のまま塗って(生塗りといいます)コルクで擦ることにより摩擦熱を発生させて擦り込むという方法があります。
その方法に比べて、固形ワックスをホットワクシングで使うと、滑走性はよりよくなりますし、最低でも丸1日は効果が持続します。他の要素として、ソールの材質や状態・使うワックスの種類、それにワクシングの方法によっては、2日以上持続する場合もあります。
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ホットワックスは面倒?
「ホットワックスなんて面倒だしレジャーユースには大袈裟だ、競技に出る訳じゃないんだし」というご意見も世の中にはあります。
確かに道具を購入せねばならないという初期投資が必要ですし、作業中にワックスを垂らしたりスクレーピングのワックスカスなどで作業場所を汚しますので、作業としては決して簡単とは言えないでしょう。
でもその作業に慣れれば、コルクでガシガシと擦り込む作業ほど労力も時間も使いませんし、結果的にはコストパフォーマンスの高い方法だと北陸のエンジニア先生から教わりました。教わったように自分でしてみて、その滑走性を味わうと、ホットワクシングはとても簡単で安上がりに思います。
アイロンを使って「塗る」のではない
ホットワクシングには道具としてアイロンが必要です。固形ワックスに熱を加えて溶かして染み込ませるためです。
この『染み込ませる』ことが重要で、ソールの表面に塗れば良いわけではありません。ソール表面ではなく、ソールの内部に染み込ませる=含浸させることが大切なんです。
アイロンの役割
さきほど固形ワックスを溶かして染み込ませるためにアイロンを使うと記載しました。それだけではなくアイロンを使う理由はもう一つあるんです。それはソールの組織をアイロンの熱で膨張させて、ソールにある隙間を広げてワックスをその隙間に入れるというものです。
アイロン使用上の注意事項は別ページにまとめておりますが、自信のない方はキチンと温度管理できるデジタル式をお勧めします。高価ですけど、それだけの価値はあるようですよ(使ったことはないけど)。
自分用にアイロンを買って自分でしてもいいですし、プロショップにお任せしてもいいです。
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