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ホットワクシングで何種類ものWAXを何回も塗るのはどうして? べ~ぶるの試行錯誤

なんでこんなに何回もワクシングするのか・・・詳しいことは専門の方にお任せするとして、わたくしの素人なりの説明をしたいと思います。

まず、ソールの素材ですが、WAXをいれることを前提として作られている、ということです。

ソールの保護

簡単にいえばこれが目的。グラファイトやシンタードベース(高価な板に使われている)の素材の特性とWAXの関係から「ソール素材を保護するならばこれぐらいはしとかないとね」という物理的な観点から説明されているものです。とは言っても、十何回もワクシングする初期の段階でソールを焼いてたらWAXは入っていきませんが。これは個人の技術の問題。

ソール素材のポリエチレンは、高温帯のワックスとなじみやすいので、まず高温帯(ガリウムならピンク)を入れる。ソールと一番手をつなぎやすいワックスだからです。それを3回とか5回とか入れる。これはクリープ性があるからですね。回数を重ねるごとにより多く浸透していきます。

次に中温帯のWAX(ガリウムならバイオレット)を何回か入れる、1回でもいいです。これはピンクと手をつなぎやすいから。「ソールとバイオレット」よりは「ピンクとバイオレット」の方が手をつなぎやすいので、手をつなぎやすいものからつないでいくわけです。

次に低温(ガリウムならブルー)を何回か入れる。1回でもいいです。これはバイオレットと手をつなぎやすいから。

次に一番硬いガリウムのグリーンを何回か入れる。1回でもいいです。これはブルーと手をつなぎやすいから。この一番硬いグリーンでシンタードのソールに蓋をしてしまうのです。

蓋ができたら、次にブルーを1回入れます。ここまでした状態が「ベース」ワックスです。ちなみに高温帯とか低温とかいうのは気温ですね。プラス温度の雪はありませんから(^_^;)

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滑走性能を求めるなら

その上から滑走ワックスを塗ればいいです。スピードを求めるためのワクシングはレースの世界でコンマ0何秒を競う方々のされることで、レジャーユースはそこまで突き詰めなくても、とは思いますが、せっかく売ってるんですからワクシングしてもいいですよね。

わたくしのようなレジャーユースならベースWAXだけでもOKですが、ホットワックスの効果に目覚めた時に意気込んで滑走ワックスも買っちゃってるので使っています。春先はベースの上からNOTwaxテフロンブレンド(固形)をワクシングすることもあります。春先は特に。水分が多く出ますからね。

ハイシーズンだとベースワックスであるブルーをスクレープしなくてもイケちゃったりします。

NOTwax液体タイプを塗って一晩放置してブルーを塗るのもアリです。これはエクストリームスノーボードのhiroさんが詳しく教えてくださってますので、http://www.ex-snow.net/blog/snowboard/notwax_1.htmlをどうぞ。

お山から帰ってきたら

バインはゲレンデの駐車場で外してあるので、帰ってきたらボード全体を水洗いします。ぞうきんで水気を拭き取ってから「勝手に浸みる君」でWAX(ブルー)と共にスノーボードをプレヒートします。55℃15~20分で取り出し、ガリウムワックスブルーを生塗りしてからワクシングペーパーにブルーを数滴垂らしてワクシングをすると、ワクシングペーパーに汚れが削り取られます。これをクリーニングワックスとします。

クリーニングワックスのスクレープは暖かい内に、とか言われますが、暖かい内にしても構わないということなので、冷めてからでも構いません。

わたくしの場合、熱が加わったソールにスクレーパーの刃を当てるのがイヤなのでボードが冷めてからスクレープしています。ハイシーズンはスクレープしないで終了することもあります。スクレープとブラッシングをして仕上げまですることもありますし、スクレープ後滑走ワックスを入れる、というのは気分の乗っている時ですね。だんだん暖かくなってくるとクリーニング後にNOTwaxテフロン固形と共にプレヒートしてから生塗りして、ホットワクシング。このワックスですが春先以外スクレープしないこともしばしば。横着ですね(^_^;)

メンテナンスはできる範囲で(苦痛に感じない範囲で)楽しくやればいいですよね。。。

「ガリウム ワックススタンド」というキーワードでこのページがヒットするようなので 市販のワキシングスタンド をご案内しておきます。わたくしは自作のワックススタンドを使用しております → メンテナンススタンド チューンナップスタンド

「V-サーモワクシング」というキーワードでもヒットするようなので、該当の方はこちらをどうぞ。 自作ペネトレーションヒーターボックス なんちゃってV-サーモ:強制浸透くん

次ページは、「ワクシングペーパーを使えばソールは焼けない」は本当? について

ワックス関連項目

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