ホットワックスのすすめ べ~ぶるの試行錯誤
わたくし自身がホットワックスを勧めるなんて、スキー時代には考えられませんでした。ズーッとスプレーワックスを使っていました。
スキーとスノーボードの違いになるんですが、リフトを降りてから滑走を始めるまでに、概念として、リフト降り場はゲレンデのコースまで緩やかな登り勾配になっているところが多いです。
これは初心者のことを考えて、降りていきなり止まれずに暴走する、という事態を避けるためだと思われます。
スキーなら、スケーティングをする以前にストックで前進することが可能です。ところが、、、スノーボードの場合、スケーティングしかないんですね。ここで威力を発揮するのがソールのワックスなのです。
リフトを降りてからのほんの少しの勢いやちょっとしたくぼみの勾配(赤い矢印部分)で、慣性の法則に従って(緑点線)多少の登り勾配でもスケーティングなし、もしくは殆ど必要としないでコースに出られるんです。これは楽です。40歳にして始めた「オヤジボーダー」としては、ラクできることなら楽したい。1本滑り降りてリフトに乗るときにはハアハア言うほど体力を消耗する苦しみは、スノーボーディングが楽しいから相殺されるわけでして、コースに出るためにスケーティングなどしたくはないわけです。それがホットワクシングで叶えられるのです。
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スケートボードでも一緒ですよね。1回のスケーティングで10m超走るのと、3mでは話になりませんから、上級者ほどハイスペックなベアリングを追求するわけでして。。。
殆どのボーダーが、エッチラオッチラとスケーティングしている横を、スケーティング無しにスーッと移動する度に、ワックスに感謝、というかホットワクシングの労力が報われる気がします。
ホットワクシングを勧める人がいると、中には「緩斜面しか滑れないからだろ?」なんてイヤミいう人がいますが、確かに38度位の急斜面では必要性を感じないかもしれません。でも、ずっと38度が続くわけはないんです。気持ちよく滑走するためにも、ボードをいたわるためにもホットワックスはお勧めします。
特に、高価なボードを手に入れた方は、シンタードやグラファイトなどのソール素材を長持ちさせ、本来のパフォーマンスを発揮するためにも、ボードにホットワックスを入れてあげましょう。
でも、量販店でセット(安価なエクストルーデッドベースのスノーボード)ものを購入された方はそこまでしなくていいですよね。
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ワックス関連項目
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