スノーボードメンテナンスフロー べ~ぶるの試行錯誤
ここではシーズン中のメンテナンスの流れをまとめます。
チューンナップの流れは こちら をご覧ください。
シーズン中のメンテナンス手順は、洗浄→エッジ調整→ソール点検→ワクシングとなります。
わたくしの場合、シンタード・グラファイトソールはホットワクシングで、エクストルーテッドソールはNOTwaxで済ませてます。
メンテナンスのどの段階でも、何はともあれ綺麗な状態にしてから、作業途中も綺麗な状態を保つと気持ちよく作業できます。
洗浄
山から帰ってきたにせよ、ボード仲間から板を預かったにせよ、まずはクリーニングから。この場合のクリーニングは水洗いです。スノーボード洗浄
エッジ調整
新品や他人様から預かったボードで、ビベリングしてない板は、ビベリングを施します(他人様のものはオーナーの承諾を得るのはもちろんです)。
ビベリングを入れている板は、エッジを点検にてキズや荒れを確認後、なまってないか確認をします。
エッジに損傷があればファイル(エッジシャープナー)やオイルストーン(耐水ペーパー)で整え、なまっていればサイドエッジをファイルやオイルストーン(耐水ペーパー)で研ぎます。これの実例はこちら → エッジの荒れ発見
エッジのなまりは、自分の爪で点検します。エッジに対して直角に爪の表面を軽く引っかけてみて、爪が削がれなければなまってます。研いだエッジは爪がほんのちょっと削られてエッジに残ります。判別の仕方はこちら→ エッジ研ぎorなまりの判別方法
サイドエッジを研ぐ道具を用意すれば、角度の狂いなく、キチッと研ぎ上げることができます。
ビベリングをしていれば、HOTWAXINGの際に、アイロンがエッジで傷つくことはまずありませんので、アイロンにもスクレーパーにも優しくなります。エッジ調整
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ソール調整
ソールの酸化がひどければ、サンディングをして一皮むきます。ひどくなければホットワクシングをして後のスクレープでケバ取りを兼ねて済ませます。ソールリフレッシュ
ホットワクシング
ここではシーズン中なので、シンタードベースのソールには、クリーニングワックスとしてガリウムブルーを使い、その後気分によって滑走ワックスをホットワクシングします。
エクストルーデッドベースのソールには、ハイシーズン(寒い時)以外NOTwaxを塗るだけでいいのですが、1日でベースバーンを起こすような同僚のボードにはホットワクシングで硬いワックスを入れます。ホットワクシング
シーズン前のワクシング
シンタードベースのソールには、たっぷりとWAXを含ませるべく、温度帯の違うものを数回ずつワクシングしていきます。レジャーユースでここまでしなくても、と思われるかもしれませんが、シーズン中にホットワクシングで楽をするための作業なので、総合的に見て楽です。
エクストルーデッドベースのソールは何もしないことが多いのですが、滑りを良くしたい場合は低温用の硬いワックスをホットワクシングして、そこにNOTwaxを塗って仕上げます。
スクレーピング
ソール上の余分なWAX(浸透していないもの)を除去します。ソール上を爪で掻いてWAXカスが付かない程度を目安に。丹念にしてもスクレーピングだけでは取り除けないものがあります。スクレーピング
ブラッシング
スクレーパーでは除去しきれないWAXをブラシで除去します。特にストラクチャー入りのボードにはストラクチャー内のWAXを取り除いてあげないとストラクチャーの意味がなくなるようです。ブラッシング
フィニッシュマット仕上げ
軽く擦って更に余分なWAXを除去して仕上げます。水の使えるところでは、水をつけたメラミンスポンジで研磨という手も使えます。実例はこちら→ BCFVビベリングとフィニッシュマット仕上げ
メンテナンス道具類
実際にメンテナンスするには、道具が必要です。スノーボード専用品からホームセンターや百均で購入できる汎用品までありますが、簡単な目安として市販されているメンテナンス道具を紹介しています。詳しくはこちら → 市販のメンテナンス道具
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