ビベリングって何なの? べ~ぶるの試行錯誤
スキーの世界で、エッジは直角というのがかつての常識だったようです。ベース面に対しても、サイド面に対してもツライチということですね。
スキーのワールドカップなどで、レーサーがよりタイムを縮めるためにビベリング加工をするようになったそうです。
ビベリングとは
ビベリング加工とは、滑走面やサイド面に対して、エッジの角度をつけることです。その効果は回転性がよくなって、その上雪面へのエッジのくいつきを良くする、ということもできるのです。
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スキーの場合、ビベリングしなくても危険はないですが、スノーボードの場合、ビベリング加工をすることで、危険な逆エッジになりにくくなります(エッジが引っ掛かりにくいといわれるロッカーボードであってもビベリングしたほうがいいと思います)。
経験上、スキーもスノーボードもビベリング加工をした板に、初心者を乗せてあげると上達が早いなあ、と思います。
ビベリング加工をすることで、スキーは回しやすくなり、ターンが楽にできるようになりますし、スノーボードも大変操作しやすくなります。
道具も腕のうち
ビベリングを含めたチューンナップの必要性を語る人がいると、『道具のせいにしてるから上達しないんだよ』という人もいますよね。『弘法は筆を選ばず』だなんていいます。
確かに、うまい人になれば、その道具の特性を察知してそれなりに使いこなすことができるでしょうが、上達する前の人には「危なくない道具」でないと怪我のもとになりますし、上達が遅いのです。
というか、うまい人ほど道具に対してシビアな目でスノーボード自体を選びますし、さらにそのスノーボードを自分用にチューンナップ=研ぎ澄ましていらっしゃる方が大半ではないでしょうか。
次ページでは、図を使った ビベリングのパターン について。