BURTON CUSTOM FLYING V エッジチューン べ~ぶるの試行錯誤

前ページでソールのフラット具合を見た時にエッジにビベリングが入っていないことを確認しました。

ダリングはどうか、というと、されていません。滑るのに関係ないところなので、メーカーとしてはダリングなどする必要はないわけですね。でも国産のRICE28などはダリングしてありますから、そのあたりはメーカーの生真面目さ、ということでしょうか。

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持ち主の意向は?

BCFVのエッジチューンに入る前に、持ち主の顧問さんに意向を伺ってみました。

預かったこのままの流れでエッジチューンをしてしまうか?もしくは、まずは何もしないで乗ってみて、その感触を味わってのちエッジチューンをして比較してみるか?

わたくしとしてはメーカーの出荷状態を観察できたので満足しております。

同じ板でメーカー出荷状態とエッジチューンした時ではどれだけ乗り心地や操作感が異なるのか、上級者の感想を聞きたいのもあります。実際今まで顧問さんは「エッジチューンはしたことがない」とのことで、それでも乗りこなしてしまうのでビベリングをしなくても逆エッジを喰らうことはないとも思うのです(それでも何回かは「逆エッジ喰らった」と聞いた覚えが・・・)。

顧問さんの回答は、「では、まず何もしない状態で乗ってみて、エッジチューンはそれからでもいい」ということでしたので、ダリングとホットワクシングのみすることになりました。

まずは、メーカー出荷時のキッカー部分エッジの状態

シャベル部分のエッジは直角

キッカー(シャベル)部分のエッジに木片を押しつけてみました。

何もされていないエッジなので角張ってます。こういうボードに当てられるとこちらのボードのデッキが欠けたりします。

ダリングは安全のために余分なエッジを落とすのですが、他人様とぶつかって、仮にぶつけられたとしても自分のエッジでケガされると気分は良くないですよね。でもこれは他の方への安全のためだけではありません。自分のためでもあります。「情けは他人の為ならず、巡り廻って己が為」といわれる通りです。自分が余分なエッジでケガをすることを予防し、また、ボード自体(キッカー部分)をコンッ!と何かに当てた時に、「点」でその衝撃を受けるより「面」で受けた方がダメージは少ないです。大切なボードが傷みにくいわけです。

ダリングは粗目のヤスリで削ります。

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ダリング

ダリング範囲マーキング

ダリング範囲マーキング

ダリングする範囲の境界は接雪点なので、接雪点を確認しマーキングします。初心者・初級者さん向けのダリングは接雪点までの丸い部分をダリングしていいですが、間違っても接雪点からボード中心側をダリングしないように注意します。その為のマーキングです。マスキングテープを使っているのは、手元にあったのと、剥がしやすいからだけです。

中級者以上は接雪点から5~10cmくらい外側はダリングしない方がいいでしょう。カービングされる方はこの部分も使うので。。。

ヤスリ掛け

ヤスリ掛け

ヤスリで研削する際は、ヤスリという刃物の性能を信じて軽くかけていきます。削りカスが写っていますが、削り「カス」といえど金属なので皮膚に刺さることもある為、軍手着用がお勧め。

削りカスを除去

削りカスをウェスで除去

研削していく際に出る削りカスはこまめに掃除します。ヤスリの刃の間のカスは真鍮ブラシで除去し、ボード上のカスもウェスではらいます。ウェスは使用後処分します。

水研ぎに移ります ※ロールオーバーイメージです。マウスを画像の上に置くと画像が替わります。

水研ぎ用ワークスタンド

水研ぎは耐水ペーパーに水をつけて研磨することですが、画像はスキー・スノーボードのソールの水研ぎに使う作業台です。台の間隔が調整できます。水道のホースが写っていますが、これはソールの水研ぎに使うもので、ダリングの仕上げはバケツに水を入れて、その水にヤスリを浸けては磨きます。

耐水ペーパー2種類で研磨のビフォー・アフター

耐水ペーパー2種類で研磨のビフォー・アフター

耐水ペーパー(水をつける紙ヤスリ)は180番と320番を使用します。240番でもいいのですが、仕上げは頬摺りして気持ちいいくらいにしたいので。。。ヤバい??

ダリング完了

ダリング完了

光沢のあるものを撮影するのは難しいです。最初にお見せした木片(マウスカーソルを画像上に置くと画像が替わります)に押しつけてみました。きれいな円弧でしょ?ここまでの所要時間は画像を助手に撮ってもらい(あれこれ注文つけながら)、途中で暇を上げて、自分で撮影して結局40分かかりました。まあ、ダリング用チューンスタンド「ダリ君」の使い勝手も記録と改良しながらだし、顧問さんのボードをメンテして他人(読者)様に見せるための作業なので、時間はたっぷり使っていいや、と自分で納得。

ビベリング

今回、このチューンは省略しますが、通常のチューンだとベースエッジに1度のビベリングをします。ビベル入れともいいますが、これをしているとホットワクシング時にアイロンの掛け面がエッジで傷つくということが防げます。それでも荒っぽく掛けるとエッジに引っかけて傷つくことがあるので(経験者)丁寧に素早くかけます。

今回のホットワクシングは、BCFVのワクシングに併せて作った「強制浸透くん」を使いますが、アイロンも使うので、その際にはアイロンが傷つかぬようワクシングペーパーを使うつもりです。まあ、アイロンの掛け面を傷つけたところで、研磨してキズを無くせばいいのですけどね。

ビベリングしてみようという方がいらっしゃったら、応援のために参考に記載しておきますが、チューンナップ用品でビベリング用ヤスリも販売されておりますのでそっちの方が簡単で精度が出せるとも思います。単目ヤスリを使う際ビベル角が1度の場合、「ヤスリ(ファイル)にテープを3巻きする」とか言われますが、ビニールテープでも伸ばしながら貼るのと伸ばさないで貼るのとでは厚みが違ってきます。100均のでいいので、ノギスを使うとある程度の精度を出すことができます。わたくしは1円硬貨を布ガムテープで1重に巻きつけているだけなので、1円硬貨も市場に出回ったばかりのものとすり減っているのといろいろあるので、実際にノギスで計測して1°になる距離を算出してやっています。こんなところで三角関数を勉強し直しました。中学時代「こんな公式が生きていくのに必要なのか!?」と思っていましたが、必要でした(^_^;)。

ビベリング参考

ビベル角

作業自体は、いきなり仕上げ用細目ヤスリでシャッシャッと軽い力で研削します。

2012-02-23 BCFVのベースエッジビベリング をしました。

Burton Custom Flying V 158W インデックスメニュー

次ページは、BCFVソールクリーニング です。

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