POWCANT(パウカント)の注意点 べ~ぶるの試行錯誤
前ページで後付けカントチューンが出来る「POWCANT(パウカント)」を取り上げましたが、カントがつくということで生じる注意点を記載しておきたいと思います。これは公式ページにも記載されていますが、せっかくここで取り上げたのだから読者さんが「知らなかった」ということにならぬよう老婆心(おっさんですけど)で図を作りました。
「POWCANT(パウカント)」装着のバインディングイメージ
スノーボード側のインサートホールは板に対して垂直ですね。パウカントを入れることでバインディングのディスクプレートは角度がつきます。このパウカントは3枚重ねのイメージなので角度は6度になっています。パウカント1枚使用で2度ならば気にしなくてもいいかもしれませんが、3枚重ねの6度ではマウントビス(ボルト・ネジ)の長さが4本とも同一はあり得ないですね。ということでマウントビス(ボルト・ネジ)も用意しておいた方がいいということになるようです。
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POWCANTにセットもの有り
パウカントカントプレートのみの販売と専用ビスセットの販売、そして専用ビスのみの販売があるようです。色んな色を選んで自分でバインディングの底面の形状に合わせてはさみやカッターナイフで切るんですね。
専用ビスは使っているバインディングに合わせて、更には角度に合わせて長さを選ぶようになっています。2度用とか4度用とかで販売されています。ビスのペイントは使っているうちにそれも早期に剥がれると思いますので気にしないようにしましょう。カントプレートを自作する場合のネジ長さ計測方法はこちらをどうぞ → 自作カントプレートのマウントボルト長さ計測
購入者のレビューで気になるところが・・・
男性用のバインディングではパウカントより横幅が広いため、バインディングによってはベースプレート自体が浮いた状態になることでトゥストラップの根元がずれ動く、というご指摘を見かけました。バートンP1でもトゥストラップの根元はネジ留めでなく板に装着した前提で機能するようになっていましたね。05-06 BURTON P1
マウントビスを通す穴の位置も微妙な場合があるようで、そういう場合はハサミでカットするとのことです。あと、素材は硬くないのでレスポンスは悪くなるとの書き込みもありました。人によって感じ方は同一ではないでしょうけど。。。使ってみて体感するのが一番でしょうけどね。
いろいろ遊べそう
パウカントを使うといいますが、両足共でなくてもいいようです。片足だけ使ったり、膝を内倒するだけでなく1枚2度で外倒させるなんて使い方もあるようです。板をどの様に操作したいか、で何通りか設定を変えて楽しむことも出来るようです。
ドラグ対策には無理そう・・・
ターンの際にブーツが雪面に引っ掛かることをドラグといいますが、それを避けるためにパウカントで調節しよう、というのはムリがあるようですのでそういう方はお気をつけください。
カントチューンインデックスメニュー H270129追記:自作カントプレートで遊ぶコーナー → カントプレート自作インデックスメニュー
つぎのページは、パウカントをデッキのキズ防止に使おうと考えている方への 滑り止めマット のおすすめ です。