チューンナップスタンド「ダリ君」 べ~ぶるの試行錯誤
今回は11-12 Burton Custom Flying V 158Wのダリングをするにあたって、ダリングしやすいワーキングスタンドを作ったので紹介します。名付けて「ダリ君」です(^_^)v。諭吉をお使いに出せる方は右画像のようなサイドビベリングも出来るようなタイプが購入できるからいいですよね。
BCFVに施すダリングは滑走に関係ないキッカー(シャベル)部分のエッジの角を落とす作業ですが、スノーボードを安定させないと作業しづらいですよね。
Snowboardを始めるときに購入した板は片手で持って、もう一方の手で紙ヤスリを持ってヤスリ掛けしましたが、大変やりにくく、また、紙ヤスリなので時間もかかりました。
エッジチューンをするようになってから、メンテナンススタンド・チューンナップスタンドを自作するようになったのですが、そのあたりのことはワックススタンド(メンテナンススタンド) のページに記述しているのでここでは割愛します。
チューンナップスタンドを作ってからダリングは飛躍的にしやすくなりましたが、人間それが当たり前になると、もっとしやすくできないかと考えるものですよね。。。わたくしだけ??
ダリング対象部分は3Dの曲線になっています。チューンナップスタンドに寝かせて作業するときは、両手でヤスリ(ファイル)を持ち手前からかけていくに従い下の方に頭を傾け、曲線頂点から向こうに行くに従いカーブが上がっていき、頭(目線)は向こうを覗き込むような形になります。
これをもっとシンプルに、より楽に出来ないか、と考えたら、ダリングが楽にできるスタンドを作ってみたくなり、計画図作成に取りかかりました。
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計画図をひいている最中に、ダリングのためだけのスタンド作って後悔しないか考えました。
確かに、キチンとしたダリングはsnowboardをGETした時のみの1回きりですから、ダリングのためだけのスタンドでは出番が少ない、置き場所だけ取ってしまう、それではもったいないし、物足りない。
ダリングがしやすく、普段はたたんで収納でき、ワクシング・ビベリングができる、チューンナップスタンドの進化版に出来るんじゃないかと思いはじめ、何種類かデザインして決定しました。
1x4材を使います。安くて丈夫だから(^_^)v
この状態でワクシング等の作業ができます。
Snowboardベッドとはスノーボードを寝かせる台のことです。それをセットしたらダリングに使える状態になります。
預かりものの新品フライングVをセットした状態です。ダリング対象エッジが水平に近い状態になっているのがおわかりいただけるでしょう。
ダリングがしやすいかのテスト結果
まずはNG! 刃物で金属を切っていく、その抵抗が強いためスタンド自体が動いてしまいます。「ダリ君」の剛性不足というわけです。
改善策として、ボードを支える2本の柱間に合板をネジ留めし横方向の剛性をUPし、さらにスタンドの底面に5.5mm合板をネジ留めし、ダリング時にわたくしの体重を載せて動かないようにしました。
結果、ダリング作業で台の動きは満足できるレベルに抑え、目的としたダリング作業時の姿勢が、とてもとてもラクできました。床屋さんのように首を動かさなくていい(^_^;)
1枚のボードに、たった1回のダリングですが、とても効率よくできて満足です。ダリングをしたいが為に新しいボードに手を出す口実ができた??鴨(^_^;)
実は、このスタンドを作っている最中に「ダリ君」進化型を思いついてしまいました。今回のタイプではサイドエッジチューンができないのですが、進化型はボードをヨコに寝かせてサイドエッジチューンもできるタイプです。収納時は箱形です。蓋を開けてから組み立てるもの。
つぎのページは、エッジ調整・エッジ研磨をやりやすくする作業台 エッジフィニッシングスタンド です。