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2014 NOVEMBER ARTISTE BL ダリング範囲 べ~ぶるの試行錯誤

ノベンバーアーティストが届いた時点でエッジがダリングされていることとエッジがピンピンに研いであることを確認しましたが、小賀坂スキー製作所が製造するスノーボードに施されているダリングをもう少しつぶさに見てみたいと思いました。

ノベンバーアーティストに見るメーカーダリングの範囲

接雪点から10cm以上ピンピンのまま

接雪点から10cm以上ピンピンのまま

ノベンバーアーティストのシャベル部分を横から見たところです。爪の薄皮が剥ける=ピンピンに研いである部分に赤の黒板用チョークを削ってわかりやすくしたつもりですが、ピンぼけで申し訳ない限りです。赤のチョークが乗っていないところがダリングされているところです。えっ!?こんなに先端だけなの??って思いますでしょ?

差し金を当ててみると、接雪点から垂直方向に15mm上に上がったところからシャベルの丸み部分がダリングされているのがわかります。このノベンバーアーティストいう板はフリーキャンバーといって接雪点ではなく接雪面なのですが、面の中央に差し金の10cmのところを当てております。スケールを見ると接雪点から11cm以上がエッジが研がれている状態ということです。

この状態を図面にして下記に提示したいと思います。

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図面にするとこんな感じ・・・

小賀坂スキー製作所加工のダリング範囲

小賀坂スキー製作所加工のダリング範囲

図面にするとこんな状態です。赤線部分がダリングされているところです。ほんのちょっとですよね。ノベンバーアーティストはダリング並びにビベリングはメーカーでチューンして出荷されていたので、エッジは何も弄ばずにとりあえず乗ってもらってそれからチューンが必要か判断しようと思っていたのですけど、持ち主の滑走を見ていると現状はエッジチューンの必要はございません。。。

わたくしのバイブルでは「接雪点から外側はダリング」と教わっていたのですが、中・上級者向けとなるとこの部分を使う人が多い、ということなんでしょうね。わたくしも乗せてもらって切れるカービングに感動したのですけど、ここまで研がれたエッジを伸ばしておくのか、というのはショックでもありましたけど、、、すごく切れるカービングが出来るという点からも、確かにこれがあるから終始ズレのないカービングが可能になるとも思えるので理解します。技術的な用語でいうところの「カービングターン時のトランジション(エッジの切り替え)」でその部分を使うということだと思われます。

中・上級者さんがされるダリングは、この点を踏まえてダリング範囲を決めて削りすぎないように留意した方がいいようです。

ちょっとだけ心配が・・・

このスノーボードのキックは接雪点から高さ15mmあたりまでエッジがピンピンな訳ですので、この板で他の板に乗り上げたり接触すると当てられた方の板はデッキが欠けるでしょう。中・上級者さんが他人様の板に当てるなんて失敗はないとは思いますが、注意するに越したことはありません。

13-14 NOVEMBER ARTISTEプレチューンナップINDEX

つぎのページは、サイドエッジビベリングはメーカーでされているのかいないのか(いないでしょ?)確認のため、 エッジ角計測 です。

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