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ソールの剥離【低価格・低品質】 べ~ぶるの試行錯誤

これはわたくしの黒歴史になることなので、誰にも言えずWEB上での発信も控えてきましたが、自分のイヤな経験が他人様のお役に立てるならば、ということでページを設けました。

最近、「スノーボードを始めたいがお金がないのでオークションで中古を買いたいと思う」みたいな書き込みがネット上のあちらこちらに散見されます。ソチオリンピックハーフパイプで日本人の若者二人が表彰台に上ったこともあるのでしょうが、スノーボード一式購入となると20万円くらいしますよね。安く済ませたいという気持ちはわかりますけど、わたくしは初心者・初級者が中古など買ってはいけないと思っています。理由はコンケーブが多いからですね。それだけではなくネットオークションだとスノーボードそのものの画像が数枚しかないので、買う価値があるかどうかの状態がわからないからです。

中古スノーボードにはヤバいのがある

スノーボードを始めてしばらくブランドも何も知らなかったので、最初に購入したスノーボードで楽しんでいたのですが、だんだんにはまってくるとブランドとか気にするようになりました。その頃にMOSSのスノーボードでユースサイズが3000円で出品されているのを見つけまして、子供用にと落札したのですが、届いたものを見たらMOSSじゃなくてMASSOだったんです。オークション商品タイトルは「MOSS」だったんですよ。やられました(^_^;)。画像は小さめで、MOSSがそんな値段で落札できたらラッキーと、でも誰も入札せずにスタート価格で落札できたのは、皆様が惑わされていなかったから。。。

出品者に「MOSSじゃなくてMASSOだったんですけど」と連絡すると、ものすごく怒りに満ちた長文の返事が来たので諦めました(^_^;)。「よく見て落札しないと」と授業料と思うことにしました。それにしてもadidasとadidosみたいな中華系パクリ板に笑っちゃいました~。くやしいです!!!

ソール剥離してる

ソールが一部浮いています

長さにウソはなかったので、まあいっか・・・とソールを見ると所々白いのです。これは顧問さんのバートンフローターと同じ症状だったのでソールの剥離であることはすぐにわかりました。ジャンク品と記載はなくてもジャンク品と見破れずに落札した自分が情けない。

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安かろう悪かろうそれでもよかろう・・・

滑走に使うエッジ付近も剥離している

滑走に使うエッジ付近も剥離している

ソールはポリエチレンです。ポリエチレンは普通の接着剤ではくっつかないですよね。お高いエポキシ系接着剤を使用してメーカー(工場)では接着をしているのです。接着するその格好は有毒物質を使う特殊作業者ですよ。1級衛生管理者がいないと仕事できない。中華は知りませんけどね。

接着剤が高価ということはなるべく少なく塗ればコストが下がる。実はエポキシ接着剤にもグレードがあるので、安いエポキシ接着剤を少ししか使わないことで「名もない廉価版スノーボード」が誕生するわけです。安い!と値段に釣られて買う消費者がいる。はい、わたくしもMOSSが安い!と落札しました。。。安い接着剤を薄く塗って、しかも安物接着剤自体の経年劣化も早いから、安い板のソールは剥離しやすいんじゃないかとわたくしは見ています。

補修はせず気にもとめずにそのまま使っちゃう

ソールをいったん剥がしてエポキシ接着剤を充填しようかと考えましたが、MOSSじゃなくてMASSOですからねぇ・・・やめました。アホらしくて。。ソールは上手く剥がさないと伸びますからね。とても面倒です。やるだけの価値ないです。なので修復がわたくしの気持ちの中で不能なのであります。

悔しいけど授業料と思ったので、MASSOの板はチューンナップの練習台になってもらいました。失敗しても構わないと思ってエッジを削ったりソールを削ると加工技術の鍛錬として役立つのでございます。なんちゃってストラクターンとソールサンディングまでしたので子供に乗らせようと思います。一時期だけですけどね。

ソール点検インデックスメニュー ギアの手入れインデックスメニュー

つぎのページは、 ホットワクシング時のワックスアイロンによるソールの剥離事故 です。

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