14-15 BATALEON BOSS 接雪点ビベリング べ~ぶるの試行錯誤
前ページでは、バタレオンのパテントであるトリプルベーステクノロジーであるがゆえの遊びの大きさについて記載しました。3°傾ければカービングが出来ると公式サイトで謳われてますが、接雪点付近はもともと直角のエッジなので、エッジグリップの向上をさせるべく接雪点付近をサイドエッジビベリングを開始しました。
エッジビベリングの重要ポイント二つ
1.3°の角度をつけたビベリングガイドをソールにしっかり沿わせて角度が狂わないよう丁寧に研削していきます。エッジを削るというよりもガイドをソールに沿わせて動かした結果エッジが削れた、というくらいでちょうどいいでしょう。
スノーボードを出来るだけ安定した状態で固定することとガイドをソールに沿わせることが重要ポイントなのです。これを守れば失敗することはありません。とはいえ板自体が多少しなって動くので「出来るだけ安定して固定する」という表現になります。
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エッジビベリングはエッジを観ながら
エッジビベリングというと削ることだけを思うでしょうが、その作業の大半はファイル(ヤスリ)のお掃除とエッジのお掃除なのです。
ファイルガイドを4~5回動かしてはファイルについたカスを真鍮ブラシで除去し、スノーボード側に撒き散らして付着しているカスをウェスで除去する。その際にエッジの削れ具合を観察するのであります。徐々に削れてキレイな肌になっていくのがよく分かります。変化が分かるとやり甲斐がありますので楽しいですね。
『チューンナップ(メンテナンス)はスノーボードとの会話』と師匠から教わりました。スノーボードという相手がありますので「どう?ちゃんと研げてる?痛くない?初めてだもんね。優しくしてあげるからね」などと囁きながら(^_^;)、焦らず、激しくせず、落ち着いて、じっくりとゆっくりと、相手をよ~く観ながら、荒っぽくなく丁寧に研削してあげましょう。
ファイルを動かす手はゆっくりじゃなくてイイですよ。シャッシャッと軽快に、かつソールにはガイドをしっかり沿わせて角度を狂わせないようにします。
14-15 BATALEON BOSS プレチューンインデックスメニュー
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