バインディング修復 べ～ぶるの試行錯誤
feliceというブランドのバインディングがあります。国産なんです。ベースプレートにもmade in japanと刻印されています。でもセットものに組み合わされるような使い勝手の悪さです。単品でも販売されていますが廉価版です。ラチェットはイタリア製なんて書かれていてもレンタルボードクラスで使い勝手が悪いです。中古ボードをオークションで購入した際についていたfeliceのバインディングは、予備パーツ程度に考えて外したまま保管しておりました。此の度、セパレートスノーボードを自作したのでそれのバインディングとして活用したいと思って引っ張り出したのですが・・・・
バインディングが劣化するとこうなる見本
バインディングに触れるとなんかネチャッとしたのです。気持ち悪く感じながらハイバックを起こしてみたところです。ハイバックに接着されていたクッションは硬質スポンジだったのですが、それが割れて接着剤も劣化しているのか剥がれ落ちています。
Sponcerd Link
修復して使うしかない！
このまま使うとブーツに古い接着剤が付着します。汚くなるのでここは古いものを除去してクリーニングしてしまいます。クッションの残りは金属スクレーパー(ヘラ)で除去し、接着剤つきクッションのこびりつきは大まかにスクレーパーでこそげ取ります。次にスクレーパーをラッカーシンナーに浸けてシンナーで接着剤を溶かしながら削ぎ落とし、削ぎ落としたものをウェスで拭き取る。これを繰り返し、キレイにしました。最後はウェスにシンナーを含ませて全体を拭き掃除して完了です。
自作セパレートスノーボードにつきましてはこちらで紹介しております → なんちゃってセパレートボードの自作
接着剤の除去
接着剤の除去にラッカーシンナーを使っています。スノーボードのステッカーやデッキパッドを剥がした時もわたくしはラッカーシンナーで溶かしては拭き取って除去します。ラッカーシンナーは溶かす力が強いので捗りますが、いつまでもチンタラチンタラ拭き続けると樹脂を溶かしたりスノーボードデッキ表面の塗装を溶かしたりしますので、より安全に接着剤を除去したい方は溶かす力の弱いシール剥がし液(スプレーあり)などを使って手早くされることを推奨いたします。
次ページは、クイックレースシステムのブーツヒモ切れトラブル です。
その他の修理として、 ゴーグルスポンジ剥離 曇りにくいゴーグルに改造 ブーツ修理 スノーボード補修 ソールリペア もどうぞ。
