スノーボードコンケーブ(凹面)ソールの危険性 べ~ぶるの試行錯誤
わたくしスノーボードソールのコンケーブ状態を「目の敵」にしております(^_^;)。これは初心者・初級者が使うスノーボードに限定していることであり、ワザとコンケーブ仕上げにする方やコンケーブ好きの方を非難するものではありません。なぜスノーボードソールのコンケーブを許せないのか(^_^;)記載しておきたいと思います。
コンケーブがどうしていけないのか
コンケーブとはスノーボード滑走面(ソール)を上にしてみた時にソールよりもエッジが高い状態をいいます。
初心者・初級者(以下ビギナーと称す)にとってコンケーブがどれだけ危険か、言葉だけよりも視覚で訴えた方がいいので図を作りましたのでご覧ください。
スノーボードのコンケーブをちょっと極端に描いていますが、ビギナーが乗るスノーボード(キャンバーボード)の接雪点(コンタクトエッジ・スノーボード幅の一番広いところ)がコンケーブだと「逆エッジの嵐」に見舞われます。
本人がミスしなくても起きる逆エッジ
逆エッジはスノーボーダーのミスと片付けられることが多くあります。確かにミスはあります。しかし、スノーボードがコンケーブならミスらなくても起きちゃうんですよ。スノーボードをフラットにしただけでエッジが雪面に食い込み急ブレーキ状態になるのです。
慣性の法則で斜面を降りてくるビギナーがスノーボードで横向いただけで、足の部分だけが引っ掛かり、足元を基点に遠心力を以てして、基点から一番遠い頭部が雪面に打ちつけられるのです。フロントサイドなら顔面、バックサイドなら後頭部を殴打します。小一の名探偵のいるところ頭部を殴打されて死ぬ人が多く出演しますが、もっとも大事にしなきゃならない部分が一番の危険にさらされるのがヤバいのであります。
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レンタルボード着用の初心者レッスンで痛感
今までの初心者レッスンはヘルメット着用ですべてわたくしのチューンナップしたスノーボードでのレッスンでしたから特段の事故もなく上達してくれました。チューンナップといっても大したものではなくコンケーブを取ったりベースエッジビベリングを施しただけです。いわば最低限の手入れです。
コンケーブボードを原因とした逆エッジの恐さ
平成25年末と26年年明けの2回レンタルボード着用の初心者レッスンをしましたが、逆エッジ頻発で本人は随分痛い思いをしたようです。気の毒です。この件についてはこちらのページ( レンタルの危険性 )に記載しております。
このときのレンタルスノーボードのソール状態を確認するとコンケーブだったのです。バインディング間のコンケーブは目を瞑ったとしても、接雪点のコンケーブは看過できません。これが原因で逆エッジ転倒となるのですから。しかしながらレンタル品だけに加工もできません。やるせなかった。。。本人はバックサイドの逆エッジで手を着いたものですから肩を負傷しました。骨には異常ないと思っていたのですが、2週間経っても良くならないので受診すると骨折していました。関節の骨が欠けていたのです。お金使ってその後何週間も痛い思いをするなんて、、、そんなことあってはいけないと思うのですが致し方ありません。でも、やはりあってはならないので、今後同行者にはレンタルボード利用はやめさせたいと思います(レンタルの人とは一緒に行かない、ただそれ茸のこと)。
痛い思いをすると恐怖感で身体がこわばり、その記憶が和らぐまで上達は見込めないとさえ思えてしまうのが「コンケーブボードを原因とした逆エッジ」の恐さだと考えています。
コンケーブなんて大嫌い
スノーボードに乗っている本人のミスによる逆エッジなら致し方ないにしても、スノーボードのコンディションが原因での逆エッジはいけません。その逆エッジは目に見えない相手からいきなり両足を払われるようなものです。危ないアブナい。スピードが出ていれば転ぶなんて生やさしいものではなく吹っ飛ばされる感じ。今後わたくしが目にするスノーボードのコンケーブは「すべて駆逐してるーっ!」という意気込みで臨みたいと思っております。
つぎのページは、 スノーボードがコンケーブだったら・・・ です。