ソールサンディングに使う道具2 べ~ぶるの試行錯誤
時間短縮できるけどハイリスク
チューニングショップでは専用のサンディングマシンがありますが、アマチュアが買える値段でもモノでもありませんよね。
わたくしのような一般人が使えるDIYベルトサンダーは、据置式、手持ち・据置兼用、手持ち式があります。更にはベルトのサイズも様々です。これまで据置式ベルト100mm幅、手持ちベルトサンダー75mm幅を使ってスキーもスノーボードも研磨したことがありますが。。。
結果は1勝2敗。
所感として、これを使うのは恐いです(ちなみに飛騨弁でコワいとは、強い・丈夫という意味らしいです)。
電動式ベルトサンダーはとても強力なので、粗い目ほど研削力が強いのは魅力です。と同時に、削れすぎる危険性があるわけです。木工の荒削りや面取り等には重宝しますが、スキー・スノーボードのソールの厚みは僅かに1mm程度ですから一気に削れちゃう恐れがあるので気が抜けません。
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使用上の注意
使うなら、番手の大きい(目が細かい)ものを使って慎重に、ということです。
手持ち式サンダーを対象物に力任せに押しつけずに、サンディングベルトの持つ研磨力を信じて、軽くかけてあげます。何回かに分けて仕上げるつもりでちょうどいいと思われます。
わたくしがメンテナンスをし始めた頃、紙ヤスリを買って手で研磨してたんですが、「時間がかかる割りに削れない」と思って、「そうだ!ベルトサンダーを使おう!」と実際に据置式のベルトサンダー(120番)でやって、削りムラが出来て失敗に終わりました。←1敗目。今考えても120番はあり得ないんですが。。。
ベルトの端でタテキズができたりします。チューンナップショップはローラー自体が幅広ですよね。
次に手持ち式のベルトサンダーは240番までしか目の細かいモノがなくて、240番でサンディングしたものの、すごく削れるんです。研磨というよりは研削。スノーボードだと均等に削れませんでした。←2敗目。ベルト幅内に納まるスキーならムラは出来ないので有効だと思います。。
特に、エッジよりソールがくぼんでいるスキーにはとても有効です。メンテナンスしていないスキーは長時間の滑走により雪面との摩擦で、エッジは削れないで柔らかいソール(プラスチック)だけ削れていくんですよね。何度かに分けてエッジ・ソールの状態を確認しながらベルトサンダーでサンディングするのはアリでしょう。これは据置式で成功した1勝目。
ベルトサンダーの特性はベルトの端っこで段差がつきやすいので、常に動かすよう注意せねばならないでしょう。
更に、摩擦抵抗のあるもの(削るのですから)を手で持ってソールに当てていくので反動もありますから、スキー等の対象物をしっかり固定すること(しなりもさせないように)がポイントになります。
あと基本的なことですが、粉塵が舞いますので吸わないようにお気をつけください。
つぎのページは、空研ぎでどこまで研磨するか です。